いろづく言の葉 ちりゆく時間
ページを捲れば波の音
指に残った砂の粒
そのうち消えると知りながら
砂に思い出を刻み
いつか終わると知りながら
波の物語を辿るうち
自分で描きたいと
思うようになったの
出来すぎたフィクションでいい
自分で描いた筋書きなら
それはノンフィクション
「物語を生きる 」ことに
どんな違いがあるというの
世界中どこにも存在しない
奇抜なフィクションでもいい
あなたが望んだ物語なら
そこで生きるあなたを
私はそばで
見ているわ