モノローグ

 

 目の前の空っぽな手ごたえに

 気づきもせず

 僕たちはもがいていた

 “今” じゃない “いつか” が来ること 信じてた


 超えてきたすべてが

 確かにここにあって

 僕を形づくる細胞のひとつになる

 抱き合ったとき

 君には見える?

 愛していると言ってくれるの


 例えば僕が

 小さなささやきなら

 どれだけの言葉を誰かに残せるだろう

 目を覚ます度

 新しい日を

 知るためにまた歩いていく


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color 群青
on 2002/11/08